イラストレーターの料金設定について

イラストレーターの料金や価格とは?
イラストレーターとして、フリーランスなどさまざまな形態で働くにあたり、どうしても料金の設定で悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、イラストレーターの料金の相場はどの程度なのか、料金設定を決めるにあたり、どのように決めていけばいいのかについてご紹介します。

料金設定の相場とは

まず、イラストレーターの料金設定の相場についてですが、実は明確な相場はありません。
イラストレーターをはじめとするクリエイティブな業界の多くは、技術力が問われるものがほとんどです。
同じ仕事内容でも、著名なイラストレーターに依頼するときと、駆け出しのイラストレーターとでは料金が大きく異なるということも起きてしまいます。
したがって、多くのイラストレーターは自分自身で料金設定を掲示していることがほとんどです。

さらに、フリーランスのイラストレーターの場合は、企業に勤めているイラストレーターより多く稼ぐ必要があるだけではなく、自身で事務作業や打ち合わせを行わなければなりません。
そのため、自身のイラストレーターとしての料金相場を設定するときは、その点も考慮する必要があります。

では、次にイラストレーターの料金設定をするにあたり、基準とした方が良いものは何なのか、見ていきましょう。

料金設定の基準

イラストレーターの料金設定の基準はこのようになっています。

媒体の大きさ

まず一つ目は媒体の大きさです。
イラストが使用される媒体の大きさは、書籍やポスター、パッケージ、パンフレットなどの挿絵や表紙といった紙媒体のものもあれば、Webサイトや百貨店や店舗といったWebや広告媒体などもあります。
媒体の大きさによっては、イラストのサイズはもちろん、打ち合わせの頻度なども大きく変動します。
その点を考慮した上で、料金設定を行っていくと良いでしょう。

事務作業などの手間の有無

次は事務作業などの手間の有無です。
フリーランスのイラストレーターの多くは、イラストの製作を行いながら料金交渉やメール返信、さらには打ち合わせなどの事務作業を並行して行わなければなりません。
そのため、事務作業を行う手間も労働時間として考えていく必要があります。
また、近年は事務作業を代行で行うエージェントを雇うイラストレーターもおり、その場合もエージェントに対するギャラを支払わなければならないので、注意が必要です。

納期や修正の回数

次は納期や修正の回数です。
イラストレーターの仕事のほとんどは納期が定められており、一度で通ることはなく、幾度と修正を重ねていくことがほとんどです。
そのため、希望通りのイラストを製作し、さらに納期通りに納品をしなければなりません。
しかし、修正の頻度が多くなればなるほど、納期も遅れてしまうため、調整などをしなければならないことを考えると、その手間なども料金として加えるということも検討する必要があります。
なので、もし仮にそのようなことになったときは、加算もするというような旨を伝えておくことも大切です。

著作使用権も買い取るのか

最後は著作使用権を買い取るのか否かです。
著作権とはイラストをはじめ、創作物の著作者(人、もしくは法人ほか)に与えられる権利です。
そしてこの著作権は基本的に著作者に与えられるものですが、イラストレーターとして仕事をしていると、クライアントが著作権を持つ場合もあります。
そのため、契約をする段階でイラストレーターか、もしくはクライアントのどちらが著作権を持つのかを確認、もしくはクライアントが持ったときにさまざまな対応が行えるようにしましょう。

まとめ

イラストレーターの料金の相場や設定方法、さらには基準をお話ししていきました。
料金と聞くと、クライアントに対してなかなか言えない人も多いと思いますが、いずれを押さえておけば交渉をしやすくなると思います。
もしイラストレーターとして料金をどうすればいいのか悩んだときは、この記事を参考にしてもらえると幸いです。

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